安政津波遭難者供養碑
 浪速区西北端と西区との境、大正橋東北詰に、正面に「南無阿弥陀仏・南無妙法蓮華経」と刻んだ碑が建っている。これは安政元年(嘉永7年・1854)6月14日の大地震・津波による遭難者の供養碑で、背面および右面の両面には、「大地震両川口津浪記」として、地震・津波の惨状を記し、次いで地震のときの諸注意を述べているが、とくに「都而大地震の節は津浪起こらん事を兼而心得、必船に乗るべからず」といましめ、「火用心肝要也」と注意を呼びおこし、さらに「後人の心得、且溺死為迫善、旁有の侭拙文にて記し置。願くは心あらん人、年々文字よみ安きより墨を入給うべし」と結んでいる。

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