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大阪に市電が開通したのは、明治36年9月12日である。大阪港発展のため、九条新道の東端花園橋(現在の市バス九条新道停)を起点として、築港までの約5キロメートル。単線で最初は2階付電車も走り、夏は納涼、冬は魚釣り電車ともいわれた。市街電車はこれよりもさき明治28年に京都、同36年に東京−横浜間の開通があったが、市営として発足したのは大阪が最初である。時の鶴原市長が、「市民の足となるためには、利潤を追う民間企業ではなく、公益事業とするべきだ」と考えたためという。こうした伝統ある大阪の市電も、日本万国博覧会開催の昭和44年までに、全部その姿を消した。
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